メンタルヘルスケアのための自己分析アプリ emodi (エモディ)をリリース開始
2023.6.23
アプリの企画・開発を手がける株式会社 CIREAL (本社:千葉県柏市、代表取締役社長:三好 敦子、以下 CIREAL )は、10代半ば~30代の女性の死因1位となっている自殺を予防するため、こころの不調を事前に改善するiOS版アプリ「emodi(エモディ)」の提供を本日開始しました。emodiは、妊娠の可能性がある女性・出産予定の女性・育児中の女性、ホルモンバランスの乱れにより不調が起こりやすい方向けに、感情の分析をすることで悪循環を断ち切るサポートをします。
■ iOS 版アプリを App Store にてダウンロード可能です。
メンタルヘルス 自己分析アプリ【 emodi (エモディ)】とは
■ サービスの概要
emodiでは基本感情を9種類の色と22のタイプに分類し、ユーザーがその日の気分を選択。さらに、行動記録や日記、そのとき聴いていた音楽などからも、無意識に感じていることや思考パターン、感情の原因の自己分析を行います。またユーザーが emodi と Twitter を連携することにより、普段つぶやいていた内容と自己分析した内容を比較して見ることができます。
■ カスタマイズ機能
ユーザーが自分の登録したい感情や行動記録の項目を追加することができます。設定をカスタマイズすることにより、自己理解をより深めることができます。
■ ふりかえり機能で自己分析
分析結果は「ふりかえり」のページに表示され、感情の出現ランキングや気分推移グラフ、気分分布などから確認することができます。また生理10日前から生理中までの分析結果を確認することで、女性特有の1ヶ月という短いサイクルでのホルモンバランスの変化が、どのようにメンタルに影響しているのかを知ることができます。
リリースの背景
■ emodi リリースの背景(1/2):死因の1位は自殺、またメンタルヘルスに問題を抱えている人が24年で約4倍と急激に増加
厚生労働省の患者調査では人口が減少する中、うつ病・躁うつ病の患者総数は24年で約4倍と急激に増加しています。
また15〜39歳までの死因の1位は自殺であり、15〜29歳までは62.2%、30〜49歳では89.2%もの人が誰にも相談していなかったことが分かりました。
相談したくてもできない人も多く、また勇気を持ってカウンセリングに行っても、自分の置かれた状況を整理し、相手に伝わるように話すことはメンタル不調の方にとってはとても労力が必要です。
そのような背景から、「悩みを抱えていたり、自殺を考えているにもかかわらず、心配をかけたくなくて誰にも言えず自分一人で問題を抱え込んでいる人」「相談しても解決できないと思い意味がないと思っている人」などに向け、言語化した自分の気持ちや、記録した出来事について自己分析を行うことで、悪循環を断ち切るサポートを行いたいと考えました。
さらに自己を客観視することで相談のハードルを下げ、人に打ち明けることでユーザーの不安や悲しみ、つらさといった感情の受け取り方を変え、取り除くことを目的とし emodi を開発しました。
■ emodi リリースの背景(2/2):月経随伴症状による労働損失は1年間で4,911億円
また経済産業省が発表した調査では、月経随伴症状による1年間の労働損失(欠勤、労働量や質の低下)は4,911億円にも及ぶということが分かっています。
そしてヘルスリテラシーの高い女性の方が仕事のパフォーマンスが高く、かつ望んだ時期の妊娠や不妊治療の有無に関連していることも分かっています。
そこで emodi は生理前から生理中までのホルモンバランスの変化が、どのようにメンタルに影響しているかを自己分析し理解することで、ユーザーのヘルスリテラシーの向上を目指しています。
ジャーナリングアプリ emodi の概要
【アプリ名称】emodi(エモディ)
【アプリ配信】App Store
【対応OS】iOS(iOS 11.0 以上)
【サービス概要】感情を自己分析することでメンタルヘルスケアをサポートするサービス